週末課題レポート
 2003年に経済協力開発機構(OECD)が世界各国の15歳の生徒を対象に行った学習到達度調査 (PISA) で、日本の順位が下がったことから、日本の子どもの学力低下が話題となりました。これを受けて、全国の公立小中学校では、小学校6年生と中学校3年生を対象に、悉皆の学力調査を行うことになり、平成19年(2007年)から実施されました。
 また、文部科学省では、「確かな学力向上」のために、学力向上アクションプランを平成15年から実施しています。本校でも、これらの取り組みを受けて、学力向上について検討を進めてきました。
 平成19年から実施された全国一斉学力調査の結果、本校では基礎的知識等を問う問題は全国平均以上の結果でしたが、応用的な問題では課題がありました。その結果を受けて、本校では読み取る力を育てるような取り組みや、論理的に文章を書けるようになる試みを行ってきました。その結果、21年度の調査では、数学・国語とも、どの項目においても、全国平均を上回る結果を出せるようになりました。
 学力調査と同時に実施された、学習状況調査では大きな課題が明確になっています。その一つは、家庭での学習時間が全国平均に比べて非常に少ないこと、テレビの視聴時間、携帯やゲームをする時間が多いことです。この状況を改善しないと、本当の学力向上にはつながりません。そこで、家庭学習にしっかり取り組める習慣作りの一つとして、「週末課題レポート」を実施することとなりました。
 まだまだ試行段階ですが、2,30分でできるような課題ではなく、ある程度時間を要し、できたら辞書や資料・インターネット等を利用しなければ、解決できないような問題を考えています。また、ドリル的な問題を「しこたま」やるという課題も検討しています。いずれにしても、家庭でしっかり時間を取って課題に取り組むことを、生徒に求めていきたいと考えています。ご家庭でもこの趣旨をご理解いただき、子どもたちがしっかり課題に取り組める雰囲気を作って頂ければと思います。

 下の写真は、12月に実施した国語科のレポートの掲示物です。その時の課題は、「枕草子」「徒然草」について調べたり、その現代版にアレンジした作品を書いたり、「関西弁」版の作品に仕上げたりしたものです。職員室前廊下の掲示板に掲載してありますので、ご来校の際にご覧いただければと思います。